Rails Dev Con に行ってきた
Saturday, November 20, 2010
来年で RubyKaigi はなくなっちゃうし(ほんと?)、海外の RailsConf に近いカンファレンスを日本でも! という素晴らしい志のもとに開催された RaisDevCon に行ってきた。
場所は青山のオラクル本社。どえらい奇麗で、ネットワークは無線を解放、電源も完備、会場としてあんないい場所はないんではなかろうか。喫煙所が遠いのだけがつらかった。
いろいろなところにまとめがあると思うので、気になったところ、そして自分が能動的に何かアクションを起こす上で参考になる部分だけピックアップ。
- @masuidrive さんの話
シアトルで催されている Seattle.rb は、毎週火曜日の 19 時、カフェに集まっておのおのが好きなコードを書き、質問があれば質問し、話したいことがあれば話すという、すごーくゆるい集まりらしい。いいな。良識を持った人たちだけで、それくらいゆるい会合が開けたら楽しいだろうなあと思った。もちろん、今回のようなカンファレンスや、今回はないけど LT とか、それはそれでためになるし楽しいんだけど、ちょっと軽いラボみたいなノリで集まれるっていうのはいいなあと思った。コード書くっていうのが重要ね。平日なら会社の近く(恵比寿)、土日なら自宅の近く(松戸)で自分から企画してみようかな。
- @knsmr さんの話
自分で Rails で書いてみました、なんて、職業としていなくても立派なプログラマでしょ、すごい。紹介されていたサイトはだいたい知っていたし、github ももちろん同様の見方をしていたんだけど、知らないサイトもいくつかあった。RailsCast を日本語にしてパクるだけのサイトでも作ったらかなり需要がありそうだなあと思った。他にやりたいことがあるのでファーストプライオリティーじゃないけど、誰もやらないなら手を出してみたい。あんまりやりたいやりたいだけ書いてると、やるやる詐欺になってしまうなこりゃ。
- @onk さんの話
参照メインのモバイルサイトで 300/sec ってのは経験があって、それはそれでしんどかったけどいろいろなノウハウがたまった。ただ、更新系はほんと別次元の世界。垂直水平分割の話、聞いたこともないような gem の話があったりしたけど、一番素晴らしいなと思った話は、PDCA のうち、Do と Act はこれ以上最適化できない、ならば Check のスピードアップ = ログ系の情報を即座に見れるようにしていてフィードバックを迅速に受け取り、Plan のスピードアップ = 問題があればすぐに打てるような施策を用意しておく、を行おうという話。サービスの全体最適化に対する意識を、プログラマも共有し、その仕組み作りを含めてひとつのエコシステムに落とし込んでいるところがすごい。
Rails の素晴らしさのひとつとして、ローカルの環境が作りやすい、テストがしやすい、(Rails 単体の話じゃないけど)デプロイがしやすい、そういったプログラミング以外の周辺環境を含めてひとつのシステムとして包括している点があると思う。ドリコムさんは、それをさらに広げて、マーケティング、営業というところまで含めて、ひとつのサービスとして成り立つように仕組みを考え、実践していることが伝わり、こういう組織は強いよな、かっこいいなと思った。
- @ukstudio さんの話
ファウラーとかケント・ベックとか、ちゃんと読んでないんだけど、出自はその辺だろうなとあたりをつけながら聞く。ここからさらに広げて、技術的負債をどこまで許容するか(もちろんケースバイケースなのは前提)ということを考えなくてはいかんなと思った。単純にガイドラインがあればいいという話でもないから、整理するかどうかすら迷うところだけど。クラスの責務に関しては、よく話題になるような複数モデルにまたがる処理を受け持つサービスモデルが必要か、という点まで話が進むといいなと思った、そこで迷ったりすることが多々あるので。
- @moro さんの話
当日現金で Cucumber 本買いました、あーまだダウンロードしてない。クライアントのところで cucumber とか言わないってのは、笑えるけど、かなり大事なこと。技術について語りたいという欲求はあってしかるべきだけど、何を使っているかに反応するお客さん以外に説明しても「こいつプログラミングしかできないやつだな」って思われるだけでメリットないしね。もちろん、営業戦略上、また業界でのプレゼンス保持や優秀なプログラマにアピールするために、こういうツール使っています、と謳うのはあり得るし、何の異論もないけど、受託の場合、クライアントがもとめているのは現実的な「解」、しかもそれが反永続的に保証されるかどうかだけであって、Ruby だから大丈夫、テストケース書いたから大丈夫、ってのは全然違う話。言語やツールはその担保にはなり得ない(まあ、ほんとはそんなことはないけど、極端に言えば要求仕様取り違えてたらどんなツール使っても無駄)。ところで Cucumber は、日本語じゃなくて英語で書こうかな…と思ってしまった。とりあえず、仕事外で使ってからだな。
- @mat_aki さんの話
Hoptoad とかいろんなサービス、使えれば使うってずっと思ってるんだけど、受託で使うのってありなのかな。正直、そういうしがらみがなければもっと生産性があがるのに、と思うことはたくさんある。これも、自分でまずは使うところから。
- @a_matsuda さん他の話
ごめんなさい、それ以外の方の名前わからないや。企業人としては、非常に参考になる。また、結果から見ても、素晴らしい成功のプロジェクトだと思う。動画見てないので語るに落ちるけど、それでも、個人としてみると、優秀な人だけ集めてやれば教育コストかからないから、短期的に見たらウマーだよね? と思ってしまう。企業は社会に貢献するための入れ物だし、そのために若い人を育てるというのは雇用の産出と言う意味でもとても意味があることだけど、37 signals じゃないけど、大きくなるだけが社会に貢献する企業の形でもないよな、と思うのだよな。もちろん、優秀な人が集まれば会社は成立する訳でも成功する訳でもないけどね。
- @marugoshi さんの個人的総括
やっぱりコード書くのが大事だな、コードを書きたいな、という意欲がさらに芽生えたカンファレンスだった。もちろん、ビジネスのことを考えるだけの人がいてもいいし、いるべき。「プログラマですから」って言ってビジネスから目を背けるのは、もったいないと思うし、戦略としても拙い。それでもやっぱり、この仕事は、コード以外は最終成果物になり得ないというのは逃れられない事実。プログラマは交換可能だけど、ある規模を超えたコードというのは交換不可能、というか、現実的な解にはなり得ない(金がジャブジャブあるなら別だけどね)。
その中で、プログラマとして、どうやって自分のプレゼンスを高めていくかと言うことを考えると、やっぱりコードを書くしかない。もちろん、自分しか読めないクズみたいなコードを書いて、その交換不可能なコードと自分を結びつけるような方法論はあり得ない。新しくできると発表があった Rails の資格を取るのもいいだろうし、個人的には、資格よりも、やっぱりポートフォリオを増やすことだなと思った。これ作ってます、って言われることのインパクトってちょっとケタが違うと思うんだよね。
パクりだとか、レベルが低いとか、言いたい人には言わせておけばいい、もしその人が自分の力で何も作ってないなら、その人の言うことなんて、絶対にあてにならないから。ジョブズレベルのすっげービジョナリストは別な。その人がポストジョブズになるかどうかは数十年待たないとわからないけど、その人の年とジョブズがその年で何してたか比べればわかる。
もしその人がいいプロダクトを作っているなら、ありがたくアドバイスとして受け取ればいい。これだけ何かを作ることが簡単な世の中で、自分から発信しないなんてもったいない。
漠然と見えていたけど、やっぱりそっちを目指してがんばって行こう、と決意を新たにすることができた、素晴らしいカンファレンスでした。スピーカー、スタッフの皆様、お疲れ様でした、ありがとうございました。
あ、それから、急遽誘ったのに快く食事につきあっていただいた @junya , @mochiz に感謝。初めてあったのに、前から知り合いだったみたいに楽しく話せて、嬉しかったです、また飲みましょう!
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